遅ればせながら・・・パリオです
速報で簡単に書きましたが今年の7月のパリオはBRUCO(芋虫)の勝利!!!
7月2日はそんなに暑くもないパリオ日和の1日でした。当日は午後の3時半から始まる各コントラーダの行進から見に行ってきました。すべてのコントラーダが街中を旗手と馬を連れて中世の衣装をまとって歩き、ドウモに向い、そのあとカンポ広場のパリオ会場に入ってきます。各コントラーダごとに衣装があってそれぞれのチームカラー(?!)で衣装が出来ています。中世の衣装をきて鬘までしっかりかぶっています。周りから見るとかなり暑そう・・・。狭いシエナの街中を大きな旗を振りながら歩くので見ているほうもかなり危険。(笑)見ている間はぶつからないように要注意です。ドウモの前ではちょっとした旗揚げなどのパフォーマンスなどもやります。半日中振り続けるのはたぶんかなりの労力だと思われる。ちなみによく行く街のスーパーCONADのおにいちゃんもこの旗振りをやっていた(笑)コントラーダの旗はもちろん、昔その地域で栄えていた職業を表す旗ももっています。たとえばISTRICE(ヤマアラシ・ハリネズミのおっきいの)は絹職人とか。。。(あんまり確かではありませんが。失礼)
行進をみたあとあたしたちはカンポ広場に向かいました。ちなみに最後まで開いている入り口が6時くらいに閉まると言われていましたが、あたしたちが入った後も続々入ってきて結局閉まったのは7時半くらいだった気がする。そんなにぎゅうぎゅうに人がいるわけではありませんが、やっぱり混んでます。コースの周りはやっぱり朝早くから席とりをする必要があると思います。ちなみに周りの客席は有料です。カンポ広場のコース内は無料。コースの周り以外ははっきりいってどこもあんまり変わらず、レースの一部しか見れないと思われる。あたしたちはスタート地点に近い真ん中よりちょっと上の位置で見ることにしました。町中を行進していた各コントラーダの旗振り・馬などが入ってきた後、もう今は消滅してしまったコントラーダが顔を隠して馬にのり、頭の上に消滅したコントラーダのシンボルをつけて入場し、その後今回の優勝旗が入ってきます。今年は白と黒のシエナのカラーを特長にしたもの。けっこうかっこよかった。右半分の白の部分に馬がかかれ、左半分の黒の部分にマリア様がかかれていたと思う。毎年この優勝旗はさまざまなデザインがされ、何年か前には日本人がデザインした旗があったらしい。全部の行進がおわってパリオが始まります。各馬がコースに入る順番が発表されるときは一瞬かなりの静寂になります。かなりの人がいるなか、ほんとうに静まりかえる瞬間です。しゃべっている人に対してみんなシー!と注意します。そして中側のコースから発表され、それとともに歓声があがります。パリオはスタート時間が決められてなく、馬と騎手が決められたコースの順番に並んでいき、すべてのコントラーダが並んだらスタートです。でもこれがなかなかスタートしません。スタート地点に馬が入るゲートがあるわけではないので。何回も何回も同じことが繰り返され、かなり馬や騎手に対しての注意をマイクを通してします。「しっかり並びなさい!それじゃスタートできないよ~!そこのコントラーダもっと中に!」などなど。でも馬なんてそんなこと聞くわけもありません。細いスタートラインに9頭の馬が並ぶのですから。(ちなみに10コース目の馬はちょっと後ろからスタート)結局今回は50分くらいそんなことが繰り返されスタートとなりました。
スタートしてみるとあっという間です(笑)カンポ広場約3周のレースです。今回は50分ぐらい待ちでようやくスタートとなりました。1周目で一番危険と言われているSAN.MARTINOのコーナーでTARTUCAが倒れ、2週目のとき同じ場所でNICCHIOが馬とともに倒れ、それによりLUPAもまき沿いをくらい、優勝争いしていたチームが倒れ、有力だったBRUCOが独走態勢に入り、結局BRUCOの勝利となりました。ちなみに3週目の同じ場所でTORREも倒れていました。振り落とされたNICCHIOの騎手は彼の体の上を他の馬が走って行き、その周りで見ていた人たちは、かなりやばい状態に見えたのらしいのですが、腕と足の怪我ですんだそうです。写真で見ると下のズボンまで脱げて、コースになげだされたかなり悲惨な状態で写っていました。騎手もかなりの命がけです。
今回優勝したBRUCOの騎手と馬のコンビは2年前のあたしが滞在した8月のパリオでも優勝しており、馬はBERIO、騎手はTRECCIOLINOです。新聞にはまたやってくれた!みたいな見出しで書かれていました。BRUCOのコントラーダはサンフランチェスコ教会近くのVIA DEL COMUNEの坂の途中に位置しており、かなりきれいな庭がついたコントラーダの集会所となっています。このパリオの日から毎晩のように鐘がならされ、毎日のように歌い優勝旗をかかげて仮装をして町中を誇らしげに練り歩いています。肩にはもちろんBRUCOのスカーフ。口には飴がついたおしゃぶりをしゃぶって。(笑)高校生や大人がおしゃぶりをしゃぶっているのはかなり異様ですが、なぜかこの時期は当たり前。うわさだと優勝したチームは0歳に戻るといわれて、このようなことがおこなわれているとか。。。この時期シエナにきておしゃぶりをしゃぶっている大人をみてもこわがらないでくださいね(笑)
かなり遅くなりましたがとりあえずパリオレポートやっと書いてみました。。。
7月2日はそんなに暑くもないパリオ日和の1日でした。当日は午後の3時半から始まる各コントラーダの行進から見に行ってきました。すべてのコントラーダが街中を旗手と馬を連れて中世の衣装をまとって歩き、ドウモに向い、そのあとカンポ広場のパリオ会場に入ってきます。各コントラーダごとに衣装があってそれぞれのチームカラー(?!)で衣装が出来ています。中世の衣装をきて鬘までしっかりかぶっています。周りから見るとかなり暑そう・・・。狭いシエナの街中を大きな旗を振りながら歩くので見ているほうもかなり危険。(笑)見ている間はぶつからないように要注意です。ドウモの前ではちょっとした旗揚げなどのパフォーマンスなどもやります。半日中振り続けるのはたぶんかなりの労力だと思われる。ちなみによく行く街のスーパーCONADのおにいちゃんもこの旗振りをやっていた(笑)コントラーダの旗はもちろん、昔その地域で栄えていた職業を表す旗ももっています。たとえばISTRICE(ヤマアラシ・ハリネズミのおっきいの)は絹職人とか。。。(あんまり確かではありませんが。失礼)
行進をみたあとあたしたちはカンポ広場に向かいました。ちなみに最後まで開いている入り口が6時くらいに閉まると言われていましたが、あたしたちが入った後も続々入ってきて結局閉まったのは7時半くらいだった気がする。そんなにぎゅうぎゅうに人がいるわけではありませんが、やっぱり混んでます。コースの周りはやっぱり朝早くから席とりをする必要があると思います。ちなみに周りの客席は有料です。カンポ広場のコース内は無料。コースの周り以外ははっきりいってどこもあんまり変わらず、レースの一部しか見れないと思われる。あたしたちはスタート地点に近い真ん中よりちょっと上の位置で見ることにしました。町中を行進していた各コントラーダの旗振り・馬などが入ってきた後、もう今は消滅してしまったコントラーダが顔を隠して馬にのり、頭の上に消滅したコントラーダのシンボルをつけて入場し、その後今回の優勝旗が入ってきます。今年は白と黒のシエナのカラーを特長にしたもの。けっこうかっこよかった。右半分の白の部分に馬がかかれ、左半分の黒の部分にマリア様がかかれていたと思う。毎年この優勝旗はさまざまなデザインがされ、何年か前には日本人がデザインした旗があったらしい。全部の行進がおわってパリオが始まります。各馬がコースに入る順番が発表されるときは一瞬かなりの静寂になります。かなりの人がいるなか、ほんとうに静まりかえる瞬間です。しゃべっている人に対してみんなシー!と注意します。そして中側のコースから発表され、それとともに歓声があがります。パリオはスタート時間が決められてなく、馬と騎手が決められたコースの順番に並んでいき、すべてのコントラーダが並んだらスタートです。でもこれがなかなかスタートしません。スタート地点に馬が入るゲートがあるわけではないので。何回も何回も同じことが繰り返され、かなり馬や騎手に対しての注意をマイクを通してします。「しっかり並びなさい!それじゃスタートできないよ~!そこのコントラーダもっと中に!」などなど。でも馬なんてそんなこと聞くわけもありません。細いスタートラインに9頭の馬が並ぶのですから。(ちなみに10コース目の馬はちょっと後ろからスタート)結局今回は50分くらいそんなことが繰り返されスタートとなりました。
スタートしてみるとあっという間です(笑)カンポ広場約3周のレースです。今回は50分ぐらい待ちでようやくスタートとなりました。1周目で一番危険と言われているSAN.MARTINOのコーナーでTARTUCAが倒れ、2週目のとき同じ場所でNICCHIOが馬とともに倒れ、それによりLUPAもまき沿いをくらい、優勝争いしていたチームが倒れ、有力だったBRUCOが独走態勢に入り、結局BRUCOの勝利となりました。ちなみに3週目の同じ場所でTORREも倒れていました。振り落とされたNICCHIOの騎手は彼の体の上を他の馬が走って行き、その周りで見ていた人たちは、かなりやばい状態に見えたのらしいのですが、腕と足の怪我ですんだそうです。写真で見ると下のズボンまで脱げて、コースになげだされたかなり悲惨な状態で写っていました。騎手もかなりの命がけです。
今回優勝したBRUCOの騎手と馬のコンビは2年前のあたしが滞在した8月のパリオでも優勝しており、馬はBERIO、騎手はTRECCIOLINOです。新聞にはまたやってくれた!みたいな見出しで書かれていました。BRUCOのコントラーダはサンフランチェスコ教会近くのVIA DEL COMUNEの坂の途中に位置しており、かなりきれいな庭がついたコントラーダの集会所となっています。このパリオの日から毎晩のように鐘がならされ、毎日のように歌い優勝旗をかかげて仮装をして町中を誇らしげに練り歩いています。肩にはもちろんBRUCOのスカーフ。口には飴がついたおしゃぶりをしゃぶって。(笑)高校生や大人がおしゃぶりをしゃぶっているのはかなり異様ですが、なぜかこの時期は当たり前。うわさだと優勝したチームは0歳に戻るといわれて、このようなことがおこなわれているとか。。。この時期シエナにきておしゃぶりをしゃぶっている大人をみてもこわがらないでくださいね(笑)
かなり遅くなりましたがとりあえずパリオレポートやっと書いてみました。。。
by makinco_korokoro
| 2005-07-24 21:14
| diario 日記(伊)